犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)を自宅で改善!関節ケアグッズ&おすすめおやつもご紹介!

膝蓋骨脱臼(パテラ)とは、犬の膝のお皿が外れてしまう病気で、室内飼育されている小型犬に多く見られます。

基本的には一度外れても伸びをしたり、関節を曲げたりしているうちに自然と治ってしまうことが多いのですが、悪化してしまった場合は元に戻らなくなってしまいます。

特に、歳をとるほど重症化するリスクは高くなるので、早い段階での対処が大切です。

本記事では、膝蓋骨脱臼の予防・改善が期待できるおすすめグッズや、自宅で試せるおやつを使った関節ケアをご紹介。また、症状についても解説するので、愛犬に膝蓋骨脱臼の可能性がないかしっかり見極めて早期発見に努めましょう。

目次

膝蓋骨脱臼について

主な症状

以下のような症状が見られたら、膝蓋骨脱臼の疑いがあります。

  • びっこを引く、けんけんする(突然発症することもあれば、直前に痛そうな鳴き声をあげることも)。
  • 不自然に足を曲げて座り込む。

筆者の愛犬(ポメラニアン♂・マロン)も子犬時代に自宅で突然「キャンッ」と痛そうな鳴き声をあげた後、一定期間だけびっこを引いたことがありました。しばらくすると元の歩き方に戻ったものの、残念ながら膝蓋骨脱臼は完治する病気ではありません。

病状の程度によって「グレード」が1〜4まであり、悪化するとその数字が1から順に上昇していきます。

動物病院では早めの手術で悪化を防ぐ方法をおすすめされましたが、全身麻酔による治療は小型犬にとって大きなリスク。私のように、手術をしないで愛犬の膝蓋骨脱臼を少しでも改善したいと考えている飼い主もきっと多いのではないでしょうか。

次項以降では、筆者が”これ以上悪化させない“ことを目指して取り入れている膝蓋骨脱臼の予防・対策方法を伝授します。

膝蓋骨脱臼を予防するグッズ

①ペット用マット

犬を室内飼育する際、フローリングにペット用マットを敷くのは基本中の基本。ツルツル滑るまっさらの床で走らせてしまうと、ワンちゃんたちの足腰には余計な負担がかかってしまいます。

そのように関節への負担が積み重なっていくことが、将来大きな病気や疾患を引き起こす原因に。膝蓋骨脱臼(パテラ)のみならず、骨折のリスクも高めかねません。愛犬が生活する環境には、必ずペット用マットを敷きましょう。

ペット用マットといっても商品は豊富に展開されているので、どれが良いのか悩んでしまいますね。そんな時におすすめなのが「おくだけタイルマット」です。


この商品最大の魅力は、名前の通り”置くだけで吸着”するところ。接着剤不要で自宅の床を傷つけずに設置することができ、賃貸やマンション住まいの方も安心して使えます。

まっすぐ敷くのが難しい筆者のような不器用さんにとっては、何度も剥がして設置し直せるのが嬉しかったです。

上から掃除機をかけてもズレないので、日常の掃除が楽々。愛犬が敷物の浮き上がった部分でつまづく心配もありません。

さらに、愛犬が粗相をしてしまった場合、汚れた箇所だけ取り外して洗濯できる点もポイント。汚れがひどくてもその部分だけ買い直せるので、コスパも抜群ですよ。

② ペット用スロープ

愛犬の居住環境にソファがある家庭には、ペット用スロープの設置がおすすめです。万が一高い位置から飛び降りてしまうと足や腰に余計な負担がかかり、膝蓋骨脱臼(パテラ)を発症するリスクが高くなります。

足の骨が細く、ちょっとした段差でも骨折しやすい小型犬を飼育している方は特に注意してくださいね。

筆者は不安要素を出来るだけ取り除きたいと思ったので、飼育前にソファを処分しました。

スロープの準備ができたら、実際にスロープを使って上り下りすることを教えましょう。

目を離す時、お留守番の際なども安全に過ごせるよう、子犬時代にしつけておくのがベストです。


ワンちゃんが行き来する際、足にかかる衝撃を吸収してくれるステップです。

人間用のマットにも使われる高品質なウレタン素材を採用し、勢いよく飛び乗っても滑りにくい安心設計が施されています。

ウレタンは洗えないのが難点ですが、防水性に優れたインナーカバーがしっかり外側から保護することで長期間の使用を叶えてくれています。

カラーは、スモーキーグレー、クリームアイボリー、ダークブラウンとシンプルかつおしゃれな定番3色からチョイス可能。愛犬の毛色や、自宅のインテリアと相性のいい色味を選んでくださいね。

食事による関節ケア

体重管理を徹底しよう

膝蓋骨脱臼(パテラ)をはじめ、犬の関節疾患を悪化させないためには体重管理も大事になってきます。

現時点で肥満気味のワンちゃんは、すぐにでも減量を始めましょう。適切な体重に改善することで、病状が改善されたり、グレードの上昇が抑まったという例は少なくないです。

甘やかしてついついおやつをあげすぎてしまうことが習慣になると、後々それが愛犬の身体を害する原因となりかねません。

ドッグフードを中心とした健康的な食事メニューを心がけ、おやつも適量を与えるようにしてください。

鶏とさかをおやつに取り入れよう

しつけや、コミュニケーションの一環として役立つおやつは、せっかくなら関節ケアの効果が期待できるものを与えましょう。

筆者のお気に入りは、ニワトリの頭についている”とさか”部分をじっくり時間をかけて乾燥させた「鶏とさか」。無駄な味付けは一切されていない無添加おやつなので、健康志向の飼い主も安心してあげられます。

一つのサイズが大きめなので、小型犬には千切るなどして小さめにしたものを少しずつ与えるようにしてください。

※アレルギー持ちのワンちゃんには与えないでください。

この鶏とさかには、潤い成分として知られるヒアルロン酸がたっぷり。

ヒアルロン酸といえば、人の肌や髪を美しくしてくれることで有名ですが、実は関節にも潤いを与えて動きをスムーズにしてくれるなど、多数のメリットをもたらしてくれるんです。

人も犬も老化と共に減少してしまう成分なので、老犬向けにはサプリメントが多数販売されています。

ただ、膝蓋骨脱臼(パテラ)気味のワンちゃんは、年齢関係なくおやつなどで日常的に摂取するのがおすすめです。

実際の変化

以前は自宅のちょっとした段差をジャンプして飛び越えるだけで、痛そうな鳴き声を上げることもあった愛犬。

鶏とさかをおやつに取り入れ始めてから今まで、痛がる様子を全く目にしなくなりました。

飛び跳ねるのを未然に防ぐなど、気を遣う場面が増えたことも要因となっているのかもしれませんが、個人的には関節ケアに役立っているように感じています。

早期発見&関節ケアで膝蓋骨脱臼を改善

お伝えしてきたように、膝蓋骨脱臼(パテラ)は早期発見とケア次第で症状を抑えられる可能性が十分あります。

飼育環境を見直したり、おやつなどの食事面を改善するなど、自宅で手軽に始められる予防・対策も満載です。

愛犬といつまでも楽しく散歩できるよう、若いうちから足腰の健康を考えるようにしてあげてください。

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